会計

会計

医療事務のメインの仕事の一つでもあるのがこの会計という業務です。

 

 

診察を終えた患者さんのカルテを見て、患者さんが加入している保険と照らし合わせ、患者さんの負担額を提示する作業です。

 

患者さんの入っている保険によっても年齢によっても自己負担額が変わるので、自己負担額を正確に計算する作業はとても重要な作業となります。

 

 

会計が間違っていれば、患者さんに後でまた病院に来てもらい、金額の過不足を伝え、正しい負担額を言わないといけなくなります。

 

日常の業務の邪魔にもなりますし、会計が間違っていたら、患者さんとの信頼関係も危うくなります。

 

 

会計を待っているのは、病気や怪我をしている人たちです。

 

早く家に帰ってゆっくりしたいと思っている人が多数待っていますから、いくら正確に会計業務ができたとしても会計を行うまでの時間がかかってしまっては、患者さんのストレスの元となりかねません。

 

また、会計が遅くなってしまえば、「あそこの病院は会計のときに待たされるから」と、別の病院に通院される可能性もあります。

 

患者さんは医師の腕のよさだけを見ているのではありません。病院全体の「かかりやすさ」を見ているのです。いわゆる「患者さんの満足度が高い」という病院は、医師の腕はもちろん、病院全体がスムーズに業務を行えている病院であることが多いです。

 

 

会計業務には正確さとスピーディーさが求められますが、スピーディーに、かつ正確に業務をこなすには相当なスキルが必要となります。

 

大きな病院だと、会計業務専門の医療事務がいます。

 

会計待ちの患者さんがすごくたくさんいる中で、正確にたくさんの数をこなしていくためには、熟練した技術を持った人が必要です。

 

大きな病院の会計を担当している医療事務は、かなり仕事のできる医療事務と思ってもらってもかまいません。

 

 

会計の際にやっかいなのが、患者さんが薬の処方についてたずねてくる場合です。

 

院外処方の場合は「薬局でお尋ねください」と言えるのですが、院内処方の場合はそうもいきません。

 

会計のとき薬を渡す場合もあるのでいざ患者さんに薬のことを尋ねられたときに、薬の知識がなく、医師に確認の作業を行ったりして説明に手間取ってしまうと、その結果他の患者さんの会計に手が回らなくなってしまいます。

 

そのことがきっかけで患者さん同士がケンカになってしまうこともあるので、院内処方で薬を渡している場合は、医療事務であってもある程度薬の説明を医師から受けておかないといけなくなります。

 

 

会計業務とレセプト作成は、医療事務の手腕が一番問われる業務です。

 

他のどんな仕事ができても、ここをおろそかにしていたら一流の医療事務とはいえません。

 

才能があっても、最初から手間取らず業務をこなせる人などいません。経験と共にスキルアップを図っていく業務なのです。